日本政府観光局が発表した2024年11月の訪日外国人数（推計値）は、前年同月比30.6%増の318万7000人だった。コロナ禍前の19年11月比でも30.5%増加。今年1月から11月までの累計は3337万9900人となり、2019年の3188万人を上回り、1964年の統計開始以来の過去最高を更新した。このベースでいけば、通年て3500万人超えは確実。

紅葉シーズンが本格化した11月も、円安が追い風となり、訪日需要は堅調に推移。国・地域別では、韓国が前年同月比15.3%増の74万9500人で11月として過去最多を更新。中国は111.5%増の54万6300人。台湾、米国、香港がこれに続いた。欧州や中東、インドからの訪日客も大きく伸びた。

一方、円安の進行は日本からの海外旅行の割高感につながるため、11月の出国日本人数はコロナ禍前の2019年比では28.4%減の117万5100人。1-11月累計では19年比35.7%減の1182万となった。

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