愛媛県西予市は12日、モデルで俳優の堀田茜さんを市として初の「せいよスペシャルアンバサダー」に任命し、堀田さんを起用した観光プロモーションを始めると発表した。
堀田さんは父親が合併前の旧宇和町出身で、幼い頃から何度も訪れたことがある。市は特設ウェブサイト(https://www.city.seiyo.ehime.jp/section/seiippai/)をオープン。堀田さんが顔出しパネルで、「わらマンモス」や宇和米博物館、四国カルスト、魚やミカンといった観光名所や特産品を紹介するショート動画が公開された。
堀田さんはスケジュールの都合で発表会見に参加できなかったが、管家一夫市長が顔出しパネルを持って登場。キャッチコピーの「セイ、いっぱい!西予市」を体を張ってアピールした。
同市では「にしよ」「さいよ」と読み間違えられることが悩みとなっている。2004年に旧5町が合併して西予市が誕生して20年になるが、管家市長によると、県外はおろか県内でさえ、「せいよ」と読んでもらえないことがあるという。これを機会に「正しい読み方」の周知も狙う。
管家市長は「呼び物はたくさんあるのに知られていない。それゆえに購買や誘客につながらない。堀田さんの全国的な知名度と好感度で解決いただき、ひいては西予市民の励みとなる事業になれば」と話した。
堀田さんは記者発表に寄せたビデオメッセージで、撮影のために西予市を訪れた感想を語り、「改めてすてきな場所だと実感」したという。「みなさんも一緒に『セイ、いっぱい!』の西予市を発信していきましょう」と呼びかけた。
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