囲碁の仲邑菫三段(15)は9日、韓国・ソウルで打たれた女流棋聖戦決勝三番勝負の第2局で、韓国女子ランキング1位の崔精(チェジョン)九段(28)に終盤で逆転負けを喫し、1勝1敗のタイに並ばれた。決着は10日の最終第3局に持ち込まれた。

 女流棋聖戦の優勝賞金は韓国女子棋戦で最高額の5千万ウォン(約530万円)。ランキング6位の仲邑は韓国で初の決勝に勝ち上がり、男女競合の世界メジャー棋戦で史上初の女子ファイナリストにもなり「最強女子」とされる崔に挑んだ。

 第1局は陣地の囲い合いを極微の差でものにし、崔に4戦目にして初勝利を挙げていた。第2局も大接戦となり、一時は優勢だった仲邑だが最終盤に崔に差された。

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