古都に年の瀬を告げる恒例の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を前に、京都市東山区の劇場「南座」で26日、出演する俳優の名前を墨書した看板を掲げる「まねき上げ」が行われた。
書体は肉太な線が特徴の「勘亭流」で、客が大入りになるようにとの願いが込められている。
看板は59枚で長さ約1.8m、幅約30センチ。この日は最後の1枚が掲げられると、見物客から拍手が起こった。関係者らが清めの塩をまいて公演の成功と無事を祈った。
南座の小林雄次郎支配人は「毎年この時期に公演ができる喜びをかみしめながら運営する。皆さんに歌舞伎の魅力を堪能してほしい」と話した。
顔見世は江戸時代から続く恒例行事。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。