直木賞作家の今村翔吾さん(40)が代表理事を務める一般社団法人「ホンミライ」と佐賀新聞社は20日、出版界の即戦力となる作家を求め、編集者らが最終審査員となってデビューを後押しする「日本ドラフト文学賞」を創設すると発表した。
プロデューサーを務める今村さんは「未成年から100歳までどんな人もOK。既存の文学賞で落選し、納得できなかった人も応募してほしい」と熱っぽく呼びかけた。
来年9月に佐賀市で開かれる最終選考会では、プロ野球のドラフト会議のように、出版社やメディア企業十数社の担当者が集まり、デビューさせたいと思う応募者を指名。重複した場合は抽選で交渉権を決めるという。小学館と祥伝社が既に参加を決めている。
長編のエンターテインメント小説が対象で、一度デビューした作家や別の文学賞で落選した作品も応募できる。締め切りは来年4月末。
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