日本文学振興会は9日、優れた文化活動に贈る第72回菊池寛賞に、作家の上橋菜穂子さん、脚本家の大石静さん、漫画家のちばてつやさんらを選んだと発表した。賞金は各100万円。贈呈式は12月に関係者のみで行われる。
受賞者と主な授賞理由は次の通り。(敬称略)
▽上橋菜穂子=「守り人」シリーズや「鹿の王」など、ファンタジーの名作を数多く発表。国際アンデルセン賞作家賞も受賞した。
▽山崎貴と白組=VFX(視覚効果)を40年近く追求した。映画「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」が今年の米アカデミー賞視覚効果賞を受賞。
▽後藤謙次=共同通信社やテレビで政治ジャーナリストとして活動。著作「ドキュメント平成政治史」を完結させた。
▽大石静=「ふたりっ子」「セカンドバージン」「光る君へ」などオリジナル作品を中心に優れたドラマを生み続けた。
▽ちばてつや=代表作「あしたのジョー」などで読者を熱狂させ、漫画界の第一人者として70年近く活動。その振興に尽力した。
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