米エミー賞連続ドラマ部門の主演男優賞に選ばれた真田広之さん=15日、ロサンゼルス(AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】ドラマ「SHOGUN 将軍」の米エミー賞受賞を受け、主演した真田広之さんは15日、ロサンゼルスで記者会見し「本当に信じられない思いだ」と喜びをかみしめた。プロデューサーも務めた制作について「壮大なプロジェクトだった」と振り返り、世界に向けた日本発の作品づくりにおいて受賞が「一つの布石になれば」と語った。

 真田さんは授賞式と同じ濃紺のスーツ姿で登場した。式で名前を呼ばれて壇上に上がり、総立ちとなった会場を見て「ことの重大さに改めて気付かされた」と打ち明けた。

 日本語のせりふと字幕を多用したことは「賭けだった」と説明。日米双方の出演者やスタッフで制作したこと自体が「世界に向けたとても重要なメッセージだ」と指摘した。

 1980年版の同名のドラマで主演を務めた故・三船敏郎さんについて「とても尊敬している」と語り、同じ役を演じるのは当初「大きな重圧だった」とも話した。

 記者会見には共演者らも同席。アンナ・サワイさんは「起きたことを受け止めようとしている最中だ」と笑顔を見せた。

米エミー賞の記者室でポーズを取る真田広之さん(右)とアンナ・サワイさん=15日、ロサンゼルス(AP=共同)

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