82歳差のプロ公式戦が実現した―。囲碁の現役最年長棋士、杉内寿子八段(97)と張心治初段(14)による第36期女流名人戦の予選対局は29日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、張初段が杉内八段を破り、82歳8カ月差の対決を制した。
97歳5カ月の杉内八段は5月以来の公式戦出場で、自身が持つ公式戦対局の最年長記録を3カ月更新した。
黒番中押し勝ちを収めた張初段は「年齢を重ねてもしっかり碁を打つ杉内先生のことを大変尊敬しています。対局できてうれしく思いました」と述べた。
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