若き王者らしい終盤での戦いを見せた。将棋の第65期王位戦7番勝負で、藤井聡太王位が挑戦者の渡辺明九段を破り防衛。大棋士の証しともいえる永世称号を棋聖位に続き手にした。二つ目の“勲章”を得た藤井王位は「意識していなかったが、うれしく思っています」と喜びを口にした。
6月、藤井王位は叡王を失冠。叡王戦では絶対的な強さを誇る終盤戦で第一人者らしからぬミスが出た。王位戦のシリーズでは、作戦巧者の渡辺九段を相手に苦戦した場面もあったが、持ち前の終盤力を発揮。特に第4局ではぎりぎりの攻めをつないで難局を勝ち切り、深い読みが光った一局となった。
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