初の宇宙飛行士3人選抜

1985(昭和60)年 宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構、JAXA)が、米国航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル搭乗候補者として、毛利衛氏、内藤千秋氏(結婚後は向井姓)、土井隆雄氏の3人を選んだ。搭乗科学技術者としての長期の訓練を経て、毛利氏が92年、向井氏が93年、土井氏が97年に宇宙に飛び立った。

関連記事

  • 宇宙に行った日本人 : 億万長者なら旅行できる時代が来た!?

その他の出来事

伊能図完成、幕府に献納

1821年(旧暦:文政4年7月10日) 伊能忠敬(1745~1818)らが作成した日本地図「大日本沿海輿地全図」が江戸幕府に献上された。伊能は家業の酒造業を後継ぎに譲り隠居後の1800(寛政12)年に測量の旅に出た。幕府はその努力に報いるため、資金を幕臣から取り立てて提供。伊能は各地を測量しては江戸に戻り、地図を作る生活を続けたが、志半ばで病没。門人がその後を継ぎ、地図を完成させた。

関連記事

  • 島国ニッポン : 36年ぶり数え直しで一挙倍増の1万4125島に
  • 伊能忠敬:隠居後に前人未到の全国測量を成し遂げ、精密な日本地図を作成

国産ジェット、試験飛行1回で終戦

1945(昭和20)年 海軍がドイツのジェット機メッサーシュミットを参考に開発した日本初の国産ジェット戦闘機「橘花」が初飛行に挑戦。戦況悪化で、資材が不足する中で完成させた試作1号機で、11分間の試験飛行に成功。しかし、11日の第2回試験飛行で離陸に失敗し、機体が大破。ジェット機開発の夢は敗戦とともに断たれた。

関連記事

  • 世界から熱視線を浴びる日本の救難飛行艇
  • 緊迫化する東アジア情勢が突き付ける課題: 日本の次期主力戦闘機はどうあらねばならないか

北海道の有珠山が噴火

1977(昭和52)年 北海道の南西部、洞爺湖の南に位置する有珠山が午前9時すぎに山頂で噴火。噴煙は上空約1万2000メートルに達し、14日まで十数回の噴火が断続的に発生し、住宅8棟が埋没、半壊4棟、一部破損370棟。農地も灰に埋もれ、農業経営に打撃を与えた。火山活動は4年半続き、新しい溶岩ドーム「有珠新山」が生まれた。

関連記事

  • 【Photos】火山活動によって生み出された四季折々の山岳絶景

新種恐竜「丹波竜」の化石、市民が発見

2006(平成18)年 兵庫県丹波市にある篠山層群から、同市在住の男性2人が、恐竜の肋骨の化石を発見。2007年から6次にわたる発掘調査の結果、植物食恐竜(竜脚類)ティタノサウルス形類の化石と判明し、ました。尾椎など多くの化石がつながったまま産出された。タンバティタニス・アミキティアエ(通称・丹波竜)と命名された。

関連記事

  • 全身骨格50体! 国内最大の「恐竜博物館」:新幹線延伸で注目高まる福井の人気スポット
  • 福井県にもいた巨大生物たちとの出会い:恐竜博物館

世界的バレリーナ、吉田都さんが引退公演

2019(令和元)年 英国を拠点に活躍した日本人バレリーナの吉田都さんが、東京の新国立劇場で現役最後の舞台を踏んだ。東京都出身。ローザンヌ国際バレエコンクールでの入賞を機に渡英し、ロイヤル・バレエなどでプリンシパルを務めた。

関連記事

  • 世界から愛されたプリンシパル吉田都の新たなる挑戦

東京五輪 侍ジャパンが金メダル

関連記事

  • 「侍ジャパン」が次になすべきこと―日本球界に求められる世界への貢献
  • 脱「スモールベースボール」で世界一奪還──侍ジャパンがWBC優勝で示した進化と真価
  • 大谷翔平を筆頭に、過去最強「ドリームチーム」で3大会ぶりVに挑むWBC日本代表
  • 野球伝来150年:ウィルソンから大谷翔平まで
  • 東京2020 : 日本のメダリスト一覧

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。