落語芸術協会最高顧問の桂米丸(かつら・よねまる、本名須川勇〈すがわ・いさむ〉)さんが1日、老衰で死去した。99歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は長女の倉田信子さん、次女の平井いずみさん。

 横浜市出身。1946年、古今亭今輔に入門。49年、真打ち。新作落語を専らとした。76年、日本芸術協会(現・落語芸術協会)の会長に就任。長く協会の指導役を務めた。

 92年、紫綬褒章、98年に勲四等旭日小綬章を受章。晩年まで活動し、最後の定席の寄席の出演は2019年の新宿末廣亭だった。

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