サイバー攻撃により情報漏洩(ろうえい)や大規模システム障害が起きていた出版大手KADOKAWAは29日、出版事業などの回復の見通しを発表した。

 出版物は、既刊本の出荷部数が平常時の3分の1に減っていたが、来月中旬以降、1日あたりの出荷部数はおおむね平常時の水準に回復する見込みだという。経理機能はすでに回復している。

 「ニコニコ動画」など子会社「ドワンゴ」が運営する複数のサービスも来月5日に再開する。臨時で立ち上げていたサービス「ニコニコ動画(Re:仮)」などは終了する。有料会員などへの補償についても内容が確定したという。詳細は、ニコニコインフォ(https://blog.nicovideo.jp/niconews/225420.html)。

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