好きな芸能人やアニメキャラクターなどを応援する趣味活動の「推し活」を、母親の約6割が楽しんでいることが22日、民間企業の調査で分かった。予算を尋ねたところ、年100万円以上使うと答えた人も約5%いた。

調査は4月、母親向けの情報ウェブサイトなどを運営するインタースペース(東京都新宿区)が行った。インターネット上で実施され、792人の回答を分析した。

「推し活をしているか」との問いに、58.3%が「している(していた)」と回答した。対象はアイドルや俳優、アニメキャラクターなどさまざまで、好きなスポーツ選手や野球チームなどを挙げる人もいた。

今年の予算について尋ねると、5万円未満と答えた人は68.5%で最も多かった。5万円以上30万円未満は20.7%、30万円以上100万円未満は5.7%だった。100万円以上と回答した人は5.1%に上った。

同社の担当者は「母親は子育てなどで忙しく、社会から孤立してしまうこともあるかもしれないが、自分のために過ごせる推し活がストレス解消につながっているとみられる。SNSでの交流を機に新たなコミュニティーができれば、ファン同士のつながりもさらに強くなるのではないか」と指摘している。

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