将棋の第65期王位戦7番勝負第1局は6、7の両日、名古屋市で指され、千日手指し直しの末、後手の藤井聡太王位(21)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=が136手で挑戦者の渡辺明九段(40)を破り、5連覇に向け先勝した。
藤井王位は1日、棋聖位を通算5期獲得したため、史上最年少で「永世称号」の資格を得た。王位戦7番勝負で勝利すれば、連続5期獲得により二つ目の永世称号を手にする。渡辺九段は王位初挑戦で、通算32期目のタイトルを目指す。第2局は17、18日に北海道函館市で行われる。
王位戦7番勝負は2日制で、持ち時間各8時間。先に4勝した方が王位を得る。
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