棋聖戦5連覇から一夜明け、記者会見で喜びを語る藤井聡太棋聖=2日午前、名古屋市

 将棋の第95期棋聖戦5番勝負で勝利し、史上最年少で永世称号の資格を得た藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将との七冠=が2日、棋聖戦5連覇から一夜明けて名古屋市で記者会見し、「振り返っていろいろな経験ができたし、結果として永世称号を得たのはうれしい」と喜びを語った。

 藤井棋聖は6月20日、叡王戦5番勝負で伊藤匠七段(21)=当時、現叡王=に敗れ、全八冠から七冠へ後退したばかり。棋聖戦5番勝負では挑戦者の山崎隆之八段(43)を相手に的確な指し手を披露、3連勝で防衛を果たした。今シリーズについて「普段、指さないような展開が多くて勉強になった」と振り返った。

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