10日、韓国・南原で開かれた大会で呉侑珍九段(右)と対局する仲邑菫三段(韓国棋院提供・聯合=共同)

 【ソウル共同】史上最年少で日本囲碁の女性タイトルを獲得し韓国棋院に移籍した仲邑菫三段(15)が10日、南西部の全北道南原で開かれた大会を制し、韓国移籍後初優勝を果たした。同棋院主催の公式戦ではないが、女性プロ棋士32人が参加した中での価値ある勝利。仲邑三段は「とてもうれしい」と喜んだ。

 韓国棋院によると、現在、女性棋士でランキング10位の仲邑三段は、決勝で同4位の呉侑珍九段(25)に「逆転、再逆転の末」勝利した。

 仲邑三段は2019年、当時最年少の10歳0カ月でプロ棋士に。23年に史上最年少の13歳11カ月で女流棋聖を獲得し、初の中学生タイトル保持者となった。

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