第12回河合隼雄物語賞・学芸賞(河合隼雄財団主催)の選考会が3日、京都市で開かれ、物語賞は八木詠美さんの「休館日の彼女たち」(筑摩書房)、学芸賞は湯沢規子さんの「焼き芋とドーナツ 日米シスターフッド交流秘史」(KADOKAWA)に決まった。授賞式は7月12日、ホテルオークラ京都で。

 物語賞の選考に当たった作家松家仁之さんは「あらゆる時代に問われるような、他者と他者がどうつながることができるのかという問題に触れてくる大変素晴らしい作品」。学芸賞選考委員の霊長類学者山極寿一さんは「われわれが考えていた歴史観というものを、その生活面から見つめ直すという点で画期的な本」と述べた。

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