情報会社オリコンは30日付で、今年上半期の本のベストセラーランキングを発表した。1位はホラー作家でユーチューバーの雨穴さんの小説「変な家2 11の間取り図」(飛鳥新社)だった。集計期間は昨年11月20日から今年5月19日で、期間内の推定売上部数は約63万4千部。
「変な家2」は奇妙な家の間取り図を巡るミステリー小説「変な家」(同)の続編。このシリーズは実写映画化でも話題を集め、2021年刊行の単行本「変な家」は4位に入った。今年1月発売の「変な家 文庫版」(同)は約46万8千部(期間内の推定)で文庫部門1位に輝いた。
本のランキングではこの他、鈴木のりたけさんの絵本「大ピンチずかん2」(小学館)が2位、「大ピンチずかん」(同)は3位に。本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの小説「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)は5位だった。
コミック部門1位は芥見下々さんの人気作「呪術廻戦」(集英社)の25巻で約145万5千部(期間内の推定)だった。
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