2月に88歳で亡くなった世界的指揮者、小澤征爾さんが館長を務めた水戸芸術館(水戸市)で26日、同市などが主催するお別れ会が開かれた。小澤さんが総監督だった水戸室内管弦楽団が献奏として「G線上のアリア」など2曲を披露し、高橋靖市長やファンらが別れを惜しんだ。
高橋市長は、小澤さんが市内を散策したり居酒屋に足を運んだりするなど市民との交流に積極的だったと紹介。「音楽や芸術を身近なものにしてくれた」としのんだ。
小澤さんの長女でエッセイストの征良さんは「演奏を聴いて、父の音楽は生きていると感じた。体の制約があっても音楽をする時は自由だった」と涙声で感謝を述べた。
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