藤井聡太名人(21)=竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ八冠=に豊島将之九段(34)が挑戦している第82期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局が26日、北海道紋別市の「ホテルオホーツクパレス」で始まった。

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 対局は午前9時に始まった。両者が礼をした後、藤井名人はいつものようにまずお茶を口にし、ほどなくして初手▲2六歩を指した。その後、後手の豊島挑戦者が16手目に△4二飛車と指した。

 昨期、20歳10カ月で初の名人位を獲得し、谷川浩司十七世名人(62)の最年少名人記録(21歳2カ月)を塗り替えた藤井名人にとって、今シリーズは初の防衛戦。現在3勝1敗で、第5局に勝てば初防衛が決まる。27日夜までに終局する見込み。

 紋別市は本局の地元主催で、市制施行70周年の記念事業として誘致した。

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